さて、「悩む時間の長さについて」考える


我が家の家創りは、時間がかかっている。

と、思われているようである。

これは、昨今の一般的な家を建てるために費やす時間よりも長いというだけで、自分たちでは、別段異常だとは思っていない。
けれども、ずいぶん時間がかかっている、と思われてしまうことも多いようである。特に、ご相談をさせていただく業者さんについては、じりじりとするようである。
たしかに、私たちだけにつきあっているわけではないし、会社として利益をあげなければいけない以上、かかる日数についても利益に反映してきてしまうのは、わかる。
しかし、個人の買い物としては1000万円だの2000万円だのという、通常の生活の中では存在しない単位のお金を使おうとしているのである。

たとえば、ちょっと気に入ったスーツがあって、10万円だったとしよう。どうしようかな、と1週間から10日悩んで、10日目にまだお店にあって、も一度試着してみて「やっぱり買おう」と思う。
そんなことは日常でよくあること。

10万円で10日悩むんだから、例えば2000万の家だったら2000日悩んだって良い計算である。1000万円だったとしたって1000日悩めるわけである。
1年365日ですから、1000日というと、2年と9ヶ月くらいなのである。
2000日なんていったら5年を超える月日である!

なあんだ。
だったら、わが家は、土地の購入からまだ半年も経っていないのだから、今悩んでいて当たり前なのである。
ましてや、自分の暮らす家、なわけですから、その思い入れは価格以上であるのも当然。
利益を追求する皆様には、ご迷惑なことかもしれませんが、こんなお客もたまにはいるわけで、これは自分たちが納得いくまでがんばろうと思っている次第です。

「そうぐずぐずしていないで、そろそろウチで決めてくれませんかね」、と業者さんはいかにも云いたげなご様子。しかし、わたしたちが「いっしょにやっていける」「安心してお願いできる」、と納得して決断できるモノがあなたたちに見つからないのです。不安が解消されないのです。だから決められない。
どこにまかせれば安心か、一緒にわが家を創っていけるパートナー選びに、悩んでいるのです。

そう云うわけで、まだお願いできる工務店が見つからないのですが、1000日も2000日も悩んで当然なのだ、という考え方も在るじゃないか、と自分たちを勇気づけているわけです。

因みに、AIBOを買うのだって半年くらい悩んでいたんですから。


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