励ましのメールから考えたこと


まさに孤軍奮闘している「わが家づくり」に関して、励ましのメールをいただくようになり、とても心強く、うれしい限りです。
全くの見ず知らずの方からもメールをいただいて、インターネットというツールの広がりにけっこう驚いています。
わたしたちにメールをくれる皆さんは、結構、専門の方である場合が多く(昔建築のお仕事をしていたという方も含めて)、わたしたちの悪戦苦闘ぶりに、かなり心配していただいているようです。(素人の私の視点で好きに書いているもんですから…危なっかしくて仕様がないなあ、と思われるのでしょう)
そんな皆さんの言葉はとてもとても心強く、すごくうれしいのです。
だって、こうやって心配してくれる方々は、私たちの悪戦苦闘を理解していただいている方々だと思えるからです。きっと親でもこんな心配はしてくれないと思います。それは私たちの苦労の意味を理解できない(想像できない)でしょうから…。

そして、そんな皆さんは、口を揃えて、「工務店(施工者)を信じるな。」と云います。
しっかり監理する人がいないと、安心できないと云います。

これは、悲しいことだと思いませんか?
私は、敢えて、この状況を工務店(施工者)の皆さんに云いたいのです。

普通、監理者は設計事務所等が行い、厳しく監理するといいます。お互いに利害関係がない関係の中で、チェックをしていかなくては安心できない(間違ったことに気づかなかったり、気づいても楽なほうへと流れてしまったりする可能性があるということです)といいます。
それは、それで役割として成り立つのだろうけれど、なんとなく腑に落ちないのは、どうしてわざわざチェックをされないと安心できないのか?ということです。素朴な疑問です。

「工務店を信じるな。」
わたしはこの業界のことはまったくわかりません。しかし、業界の常識としてそう云うことを云われるような体質なのであれば、それはきちんと改善していくべきです。
だって、信頼できない仕事をしているなんて、かなり問題です。
それに、そう思われていること自体、悔しいのではないか、と思うのです。
実は、工務店(施工者)の方々はそう云われていることをうすうす気づいていらっしゃるのではないでしょうか?でも、いろんな障害があって、仕方がないことだ、と思っているのではないのでしょうか?
そうであれば、そろそろ自分たちの意識を変えなければなりません。せめて「おかしいのかな」、と思いはじめなければなりません。

皆さんの「工務店を信じるな。」ということばに、わたしたちが今までなにかおかしいな、と思っていたことが、まんざら的外れなことではなかったということがわかります。

でも、そんなことでいいのでしょうか?

素人が…と思われるでしょうが、素人だからこそ業界の常識は通じないのです。
素人だからこそ、本当のところが見えるのではないのでしょうか?
家を建てることは、素人相手のことです。業界の常識なんて全く関係ないのです。
お客様(建て主)を不安にさせることは、業界の常識のなかで、例え故意的にやっていることでなくても、それは悪です。 逆に、そのようなことに気づかないことは、更にかなりの悪といえるでしょう。
一生懸命やっているとかそうでないからとかではなく(一生懸命やっていないのは全くの問題外)、きちんと普通の感覚で(例えば、スーパーで野菜を売るように、自動車を売るように)商売ができるか、接客ができるか。ということなのです。 そんなあたりまえのことが、なぜ、家づくりだと難しくなってしまうのでしょうか。

きっと、お客さんが、日常買い物をするモノと比べて、家を建築することの知識が少なく、業者に突っ込むほどの自信がないからだと思います。
ちょっとへんだな、と思っても「こんなもんですよ」といわれると意味なく納得してしまうような立場になってしまうからではないでしょうか?

お客様の望むことをきちんと叶えてくれるのが、商売(接客)の基本ではないか、と思います。
お客様が気づかないこと、知らないことを、提案したりアドバイスすることで、お客様が納得して代金を払うわけですから。
ちゃんと働いてくれた事への対価として、お金は払われるべきです。
そういう商売の基本を忘れていませんか?
こんなに大金を支払うことだからこそ、もっとクリアにわかりやすくなくてはならないと思うのです。

馬鹿なことを書いているのかもしれません。
でも、きっと彼らの「今までの感覚」での行動が、私たちの不安やストレスを増やしているのです。
たぶん。


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