本当の価値って?


OMソーラーに実際に住まわれている方に直接聞いてみるという、工務店主催の企画があって、行ってみた.。
部屋の床、壁、天井すべてが、木むきだしで、構造用合板材の壁,天井やパインの床材のふしがけっこう目に付く。
それとボルトやねじもむきだしなので、目に付く。
以前、展示場を見たときも気になったところではあったが、今回のお宅の方に聞いてみると、ふしやその他むきだしのところははじめはとても気になったのであるが、2回、3回と見るごとにこんなのもいいな、と思えるようになったという。
ま、それはありかなとも思うものも、正直なところを云えば、この荒々しい造りで、家の価格はちょっと高いなあ、と思った。
同席していたおばさまは、その仕上がり方にだけは「好み」として納得できない様子。

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その後、同じ工務店の完成見学会に出向いたときに、この前の企画でいっしょだったおばさまが、工務店の人に訴えていた。
「わたしは、OMの木をそのまま使うと言う考え方はとても良いと思っているの。ホロリアルム何とか(ホルムアルデヒド)の問題もあるしね。でもね、あのボルトや節穴が剥き出しになっているっていうあれはどーしたって好きになれないの。なんとかならないのかしら。」
担当の人は、「クロスを張るとかできますから、むきだしが嫌ならそうしましょう」
「そうじゃなくて、木がそのままむきだしなのはいいのよ、あの穴とかボルトとか節穴とか、もっときれいに仕上がらないのかっていうことよ。」   
「和紙を仕上げに貼った方もおりますけどね。」
担当の人は勘違いをしている。
おばさまが云っていることはあきらかにそう云うことではなく、家の造りが雑に見えてしまうのでその辺の処理をもっときれいにできないのか、という技術の問題なのである。
そんなことを云う担当の人も節穴に見えてきた。.

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家の場合、大きな買い物でありながら、買い手(建主)にとってその価格基準と云うものの判断がつきにくいような気がする。
たとえば、大根1本買う場合、ここ最近の大根の価格は想像に容易い。
わからなければ近所のスーパーなど1、2件みればすぐわかる。
大根1本120円が相場だな、というときに250円の大根があったら買わないか、もしくはその理由に納得がいけば買うかもしれない。
有機栽培だとか、1本1本手間をかけて栽培してます、というような。
衣類についてもセーター1枚1900円から数万円のものまであって、高いなら高いなりに好きなブランドだからこの価格でもいいとか、わたしたちはその時々の納得で価値判断をしているのだと思う。
家の場合だと、いろいろな面で総合的なものとなってくるし、日常的なものではないので、素人にはなかなか判断に難しくなってしまうのではないかと思う。

だから、違和感を感じたものについては、自分で判断できるまで追及すべきだ。
OMというシステムはとても良い。
それはそれとして、家のつくりはその価値をきちんと見極めるべきである。
このことだけに限らないことだが、得てしてモノの価値を勘違いしてしまうことがある。
担当の人にくらいついていたあのおばさまは、自分にとっての家の価値と納得性を問うていたのだと思う。
わたしたちも価格に対するそのものの価値についてシビアに見極めていきたい。
自分の目で納得した上で判断できればいいわけだ。本当の価値は自分たちの納得の上にあると思う。

おばさまも、がんばれがんばれ。わたしたちもがんばるがんばる。 
ツァイチェン(再見)。 


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